平常時の災害時用非常食の準備状態と防災意識との関連性の検討

Abstract

本研究ではA大学看護学部の1、2 年生137 名を対象とし学生の災害への備えの「非常食」現状、および防災意識の関連を明らかにして平常時の非常食備蓄に対する影響要因を検討した。この結果、非常食の備蓄に対する影響要因として「他者( 専門職・大学)から受ける支援」、「非常用のリュックや袋の準備」、「食器や棚が倒れてこないように工夫している」の3 要因が示された。また、学生は非常食の準備の必要性を感じていたことから、他者からの支援に関する情報提供や具体的な防災手段の紹介は、「防災意識」と「防災行動」を高め、非常食の準備を促す動機づけになることが示唆された

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