島嶼地域で暮らす高齢者の“健康”に関する文献的考察

Abstract

島嶼地域で暮らす高齢者のこれまでの研究で得られている健康に関する知見を整理し、その特徴について考察した。その結果、島嶼地域で暮らす高齢者の健康に関する知見は、≪島民としての信条≫、≪主観的な健康指標と関連要因≫、≪望む生活や生きがい≫、≪高齢者の日常的な営み≫、≪高齢者を支援する保健医療福祉の課題≫の5つのカテゴリに整理された。島嶼地域で暮らす高齢者のヘルスプロモーションを推進するためには、主観的健康指標に基づくQOLの評価だけでなく、島嶼地域の高齢者の特性を踏まえたQOLそのものについて探究する必要がある

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