専攻別比較からみた看護学生の情動知能特性

Abstract

本研究では、看護学生の情動知能の特性を明らかにするため、文系学生、理系学生と比較した。その結果、看護学生が文系学生、理系学生よりも「対人対応」、「共感性」、「愛他心」の得点が高かった。「自己洞察」、「状況洞察」では文系学生の方が理系学生よりも有意に得点が高かった。「対人コントロール」では、看護学生は理系学生よりも有意に得点が高かった。これらの結果から、EQS得点の差は性差の影響というよりむしろ、専攻による影響と考えられる。また、性差が認められた因子は「対人コントロール」であり、男性の方が女性よりも有意に得点が高かった

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