基礎看護学実習報告会からみる学生の学びの変化と課題

Abstract

平成19年度に基礎看護学実習I(家庭訪問実習)を核とした取り組みが、特色ある大学教育支援プログラムとして採択された。この採択前後の4年間における報告会でのテーマ・内容と実習協力者のアンケートから学生の学びがどのように変化し、課題は何かを明らかにした。その結果「人間関係・コミュニケーション」に関してはテーマとして取り上げられることが減り、「生き方・人生」に関するテーマが増えており、学生は対象者を「生活者」としてとらえることができていることが示唆された。課題として、「生活者」としての視点を継続して持ち続けられるような指導、「根拠」のある「課題探求」になるよう指導する必要性、実習協力者の希望にできるだけ添える報告会の運営などが明らかになった

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