看護学生の生死観の比較

Abstract

3年課程の1年次と3年次の看護学生を対象に、死生観について質問紙による調査を行った。その結果、① l、 3年次生共に死に対する回遊的傾向、タブー視は見られず、むしろ前向きな姿勢が伺えた。②死に対するイメージは、生命体の自然な成りゆきとして捉えていた。また、感情面では否定的イメージであり、悲しくつらい体験に意味づけをしていく必要性が示唆された。③死に対する不安は身体的苦痛、漠然とした不安が多く、 1年次生は思考レベルの不安が多かった。④死の意識面において、学年差はないが3年次生は行動化の傾向が見られた。⑤ 3年次生は1年次生よりも死の概念の認識面、および行動面において死生観の発達が見られた

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