Analysis of the Change in Dominant Phytoplankton Species in Unstratified Lake Oshima-Ohnuma Estimated by a Bottle Incubation Experiment

Abstract

1996年5?7月に、渡島大沼において、優占植物プランクトンの細胞密度を測定し、さらにボトル培養実験によりそれらの成長速度を見積り、春から夏への植物プランクトン優占種変化に関わる要因を明らかにすることを試みた。4、5月にAsterionella gracillimaが優占種となったが、その成長速度は5月には比較的低く、その後、細胞密度が低下し、この主な原因は栄養塩の不足であることが示唆された。6月後半からMelosira gramulataの成長速度が増加し、優占種となった。M.gramulataは水深6mでも成長速度が高いことから、深層で生存できることと、湖が成層を形成しないことで再懸濁により有光層に存在できる状況が同種の成長に適していることが考えられた

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