Role of C-Terminal Region of HA-33 Component of Botulinum Toxin in Hemagglutination

Abstract

Clostridium botulinum D型1873株とC型Yoichi株の産生するプロジェニター毒素から得られた1種類のサブコンポーネントである血球凝集素(HA-33)は、C及びD型参照株のそれより少し小さい分子サイズであるが、他のコンポーネントのの大きさに違いがないことが、SDS-PAGEを用いて見いだされた。すなわち、HA-33のN-及びC-末端シーケンス分析に基つき、両株のHA-33淡白において特異的なサイトでC-末端から33アミノ酸残基の欠落があることが見いだされた。両株のプロジェニター毒素は、参照株毒素の血球凝集力価2かそれ以下の弱い血球凝集活性を示すが、赤血球に吸着することはできない。これらの結果はHA-33の短いC-末端部分が、ボツリヌスプロジェンター毒素の血球凝集活性において重要な役割を果たしていることを示す。さらに、シーケンスモチーフの探索により、HA-33のC-末端部分は炭化水素認識サブドメインを持っていることが推測された

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