Hepatic iron Accumulation Is Not Directly Associated with Induction of DNA Strand Breaks in the Liver Cells of Long-Evans Cinnamon(LEC) Rats

Abstract

肝炎を自然発症するLECラットにおいてDNA単鎖切断に及ぼす銅の蓄積の影響を調べた。LECラットの肝臓において銅と鉄は4週齢から15週齢に蓄積した。低鉄食で飼育したラットでは鉄の蓄積は認められなかったが、銅の蓄積は普通食のラットと同様量認められた。肝細胞のDNA単鎖切断の量はcomet法を用いて検出した。テールが認められた細胞の頻度とテールの長さの平均値を求めたところ、低鉄食を与えたLECラットの肝細胞と普通食を与えたLECラットの間にほとんど違いは認められなかった。これらの結果からLECラットの肝細胞におけるDNA損傷の誘発には鉄の蓄積は関与していないことが示唆された

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