Osaki, Tomohiro

Tottori University Research Result Repository

 1                           平成20年2月                                                  尾﨑知博 学位論文審査要旨             主 査  清 水 英 治           副主査  岡 崎 俊 朗                    同     池 口 正 英     主論文     Decreased NKG2D expression on CD8+ T cell is involved in immune evasion in   patients with gastric cancer  （CD8+ Tリンパ球のNKG2D発現低下は胃癌患者における免疫逃避に関与する） （著者：尾﨑知博、斎藤博昭、吉川聡明、松本幸子、建部茂、辻谷俊一、池口正英） 平成19年1月 Clinical Cancer Research 13巻 382頁～387頁              2審 査 結 果 の 要 旨   本研究は癌による免疫逃避機構との関連が示唆されているCD8+ Tリンパ球のNKG2D発現を胃癌患者において検討したものである。その結果、胃癌患者のCD8+ Tリンパ球のNKG2D発現は癌の進行とともに低下しており、この発現低下は可逆的であることを証明した。またCD8+ Tリンパ球の発現低下には腫瘍細胞が発現するMICAとの持続的な接触が関与している可能性が示唆され、胃癌患者における免疫逃避メカニズムの一端を解明した。本論文の内容は、CD8+ Tリンパ球のNKG2D発現が腫瘍マーカーとして応用できる可能性を示しており、腫瘍免疫学の分野での胃癌に対する新しい知見を示唆したものであり、明らかに学術水準を高めたものと認める。           

CD8[+]Tリンパ球のNKG2D発現低下は胃癌患者における免疫逃避に関与する

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CD8[+]Tリンパ球のNKG2D発現低下は胃癌患者における免疫逃避に関与する

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