A Study of the Disease Called Kakke in the Edo Period

Abstract

 脚気はかつて日本人の風土病であり、江戸時代において、「脚気」を論ずる著作が多く現われた。従来の歴史研究はこの「脚気」を現代医学でいうベリベリと見なし、その原因も日本人の食生活――つまり米を主食とするダイエット――に求めてきた。 この論文は、江戸時代の「脚気」は概念的にも、また臨床所見においてもベリベリと異なることを指摘して、江戸時代の脚気の内容と時代背景を再考する

    Similar works