アタラシイ エイゾウ キョウザイ ノ カイハツ オ メザシテ : ガクシュウシャ ノ センモン ニ ハイリョ シタ ジュギョウ ノ ココロミ

Abstract

医学・歯学・薬学系の学部および大学院に所属している日本語学習者を対象にしたクラスで,留学生が専門分野の日本語によりアクセスしやすくなる効果を期待して,医・科学系の映像素材を使った教材を作成し,授業実践を試みた。実施後の調査では,映像を使用した授業に対する興味・関心は高かったものの,内容は必ずしも医・科学系の映像でなくてもよいという反応も見られた。教師の振り返りでは,教材の選定と作成とに多くの手間と時間がかかることがわかった。今後はこの結果を踏まえ,より学生のニーズに合った,日本語の運用能力を伸ばす教材の開発が必要であろう

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