Characteristic Grammatical Items of Each Language Skill: Analyzing Eight Kinds of Corpora to Reconsider the Grammar Syllabus for International Students Learning Academic Japanese

Abstract

短期の交換留学生の増加や留学生の留学目的の多様化にともない,長期学習を前提とした従来の日本語学習シラバスは,学習者のニーズに必ずしも合わなくなってきている。その問題は現行の文法シラバスにおいて顕著であると思われる。学習をより実用的なものにするには,扱う文法項目を再考し,真に必要なものに厳選する必要がある。本研究では,一定の基準に基づき文法項目を抽出したうえで,言語活動という観点から選出した8種類のコーパスを用いて使用頻度(100万語換算),出現順位,および,4技能別の特徴項目を洗い出した。技能別の特徴項目の抽出は,各文法項目をどのような言語活動の中で扱うかを考えるための一助となる。本調査の結果は,実践的な活動を可能とする学習体系のデザインのための基礎資料となると考える

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