Matsushita, Toshi

Okayama University Scientific Achievement Repository

平成19年度 博士学位論文  主論文要旨  BasicStudyofSusceptibility－WeightedImagingatl．5T  岡山大学大学院保健学研究科 放射線技術科学分野  松下 利  Susceptibility－WeightedImaging（以下SWIと略）は磁化率の異なる組織間のコントラスト   を位相情報を用いて強調する手法である。このSWIについて1．5Tの装置を用いて、撮像   条件および画像処理条件についてシーケンスの最適化を目的に基礎的検討を行った。対象   は本研究の主旨に対して同意の得られた健常ボランティア12名（22～38歳、平均年齢28．8   歳）。まず、スライス厚およびマトリックスサイズを各々変化させた後CNRによる評価を   行い、抽出した5つの条件に対して3名の放射線科医による視覚的評価を実施。続けて、   画像処理条件としてNoofslicesperMIPおよびSlidingWindowの有用性について検討を行   った。CNRによる評価では妥当性のある結果が得られなかったものの、視覚的評価におい   てスライス厚3mm、マトリックス448×448での撮像条件が統計学的検討において最適であ   るとされた。画像処理条件についてはNo ofs】icesperMIPの設定値は最小値である2、   SlidingWndowについてはその有用性が示された。今回の検討により、条件付ではあるが   撮像条件および画像処理条件について最適化へむけての基準となるデータを提供できた   と考える。   

1.5Tによる Susceptibility-Weighted Imaging の基礎的検討

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