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Study on Concentrate-Rouphage Ratio of Feed Taken by Fattening Steer on Free Access

Abstract

この研究は牛が自由に飼料を選択採食した場合の繊維率を知るために行った. 摂取飼料中乾物に対する粗繊維の量の百分率をもって繊維率と定義した. 肥育牛の9頭の1年令ホルスタイン種去勢牛に対し市販飼料であるキングビーフ後期および稲わらを給与して45日間飼養した. 試験期間中および試験に先立つ1週間の予備期間中は濃厚飼料と長さ15cmに裁断した稲わらを共に自由摂取方式で別々に不断給与した. 試験期問中の平均日増体量は1.29±0.19Kgであった. 飼料の1日平均摂取量は濃厚飼料が9.18±1.33Kg,稲わらが1.22±0.37Kgであった. 摂取した飼料の繊維率は8.12±0.96% であった. 風乾物重量に対する繊維率は7.09±0.71% であった. これは和田らが濃厚飼料と5cmの長さに裁断した稲わらを混合して去勢ホルスタイン種肥育牛を不断給与で飼育した場合の最適繊維率にほぼ等しい価である. これらの価はBRANDING(1963)が報告した最適繊維率よりもやや低い. 最適繊維率における両者の差は使用した濃厚飼料および粗飼料の種類および粗飼料の物理的性質と粗繊維含量の差によるものと思われる. キングビーフ後期と稲わらの摂取量の比は7・5:1であったが,この程度の比率が牛の生理的要求に適うものと考えられる

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