research

Aromatic Components of Several Table Grapes Produced in Japan

Abstract

生食用の雑種4品種('キャンベル・アーリー','巨峰','竜宝','マスカット・ベーリーA')とV.viniferaの'ネオマスカット'の香気成分を調査した.また,果汁中の揮発性成分をLiquid-liquid extraction法,Solvent extraction法,Head-space analysis法の3種類の方法で抽出し,その結果を比較検討した. 'ネオマスカット'からはV.viniferaの代表的な香気成分であるリナール,α-テルピネオール,シトロネロール,ネロール,ゲラニオールが検出された.とくにゲラニオールが量的に多かった.雑種4品種からは多量の2-フェニルエチルアルコールが検出された.しかしV.labruscaに特徴的に含まれるとされるアントラニル酸メチルは検出されなかった. Liquid-liquid extraction法, Solvent extraction法の2つの抽出方法では,検出成分の種類は変わらなかったが,Solvent extraction法の方が揮発性成分が量的に多く検出された. Head-space analysis 法では得られた揮発性成分が少なく固定もできなかった

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