unknown

Growth and Sugar Contents of 2,4-D-induced Parthenocarpic Melon Fruits, cv. ‘Earl's Favorite

Abstract

ネット型メロン‘アールスフェボリット’の単為結果誘導ならびに果実の肥大と糖蓄積に及ぼす植物ホルモンの効果について検討した.開花時に花柱を切除し,その切口に合成オーキシンの2,4-D,NAA,CPAを処理した.単為結果誘導には100mg/lの2,4-Dが最も効果が高く,かつ果実の肥大も交配果のそれに近い様相を呈した.しかし,成熟果実のBrix値や糖含有率は交配果に比べて低く,ネット密度は粗く貫入抵抗は大きくなった. 一方,花柱を切除せず柱頭に2,4-Dを10μl処理すると,果実にはネット密度の粗さやBrix値の低下が見られず,交配果のそれに極めて近いものとなった.この場合,2,4-D処理果の有胚種子率は約30%,交配果のそれは85%で,有胚種子の多少が必ずしもBrix値や糖含有率に影響を及ぼすものではないと考えられた

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