research

都市システムからみた茨城県における土浦市の中心性とその変容

Abstract

本稿は,都市機能移転に関わる現状把握のために,地方中枢都市の代表である茨城県土浦市を事例に,多様な指標をもとに地方中枢都市の中心性とその変容を明らかにすることを目的とした.分析に際しては,購買,通勤・通学,転入・転出,入院の4指標における市町村間流動のデータを用い,2000年,2007年,2014年間の比較を行った.まず購買指標では,土浦市の中心性は一度低下した後,回復がみられた.次に通勤・通学指標では,中心性は低下した.そして転入・転出指標では,土浦市に隣接するつくば市の台頭が大きいものの,土浦市は一定の中心性を維持していた.これは入院指標でも同様であり,つくば市が台頭した一方で,土浦市も中心性を有していた.これらをまとめると,茨城県全域における土浦市の中心性は,つくば市の相対的な優位性向上による低下がみられる一方で,以前から強い中心性を有していた市町村に対しては現在でも中心性を維持していたことが明らかになった

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