slides

石狩市浜益区小規模集落における社会調査 : 世帯インタビュー調査から得られた知見

Abstract

今日、急速に進行する高齢化に加えて、種々の生活インフラの脆弱化などが複合して新たな限界集落問題が顕在化しつつある。本学の花川校舎が立地する石狩市においても、海岸沿いや山間部に点在する小規模集落の急速な限界集落化が進行している。しかし、石狩市が過去⚒回実施した調査結果においては「困っていることが特にない」と住民は回答している。この実状を探り、暮らし振りを把握するために、石狩市役所と藤女子大学が2016 年9月に共同調査を行った。具体的には浜益区において10 世帯以下の小規模集落⚖箇所30 世帯を訪ねてインタビュー調査を実施した。半構造化インタビューにより、調査対象と家族、日常生活、交流、集落の魅力、集落の将来、などに関して聴取した。その結果から、①世帯の状況、②日常生活の状況、③家族の状況と交流、④近隣の状況と交流、⑤他の交流、⑥今後の生活・集落とのつながり、⑦行事・懐かしい事、集落への愛着、などの分析を通じてʠ生活振りʡの一面を捉えることを試みた

    Similar works