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長崎県保健体育科授業研究会を活用した教員養成の一考察

Abstract

本研究では、2019年6月および10月に実施された「長崎県保健体育授業研究会2019」の事例をもとに、教員養成および教員研修の可能性について検討した。本研究会は、保健体育科教員養成課程に属する教員、学生、現職教員の当該領域に関わる知識、実践能力の向上を図るために実施した。2019年度は、①前後期に2回実施すること、②1年生を対象に加えること、③新学習指導要領を踏まえることを課題として設け、2回の授業研究会を実施した。形成的授業評価票の得点を分析した結果、6月に実施されたバレーボールの授業に対して空手道の授業、10月に実施されたバスケットボールの授業に比べフットサルの授業の評価が高かった。6月および10月に行われた5つの各授業の授業場面の割合に対してカイ二乗検定を行った結果、学習指導場面、認知学習場面、運動学習場面において有意差が見られた。学習指導要領の移行期という背景を踏まえ、長崎県保健体育科授業研究会の課題および今後の展望を考察する

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