research

特別支援教育コーディネーター養成研修の資格認定制度と人材活用―鶴岡市教育委員会と山形大学との連携―

Abstract

 山形県鶴岡市教育委員会では、山形大学特別支援教育臨床科学研究所と協働して特別支援教育コーディネーター養成研修に取り組んできた。この研修内容は、「一般コーディネーターJrスーパーコーディネーターJrスペシャルコーディネーター」の3段階を設定し、それぞれ年間30時間で計3年間90時間の研修時間である。この研修は、特別支援教育コーディネーター以外(一般教員、相談員、支援員など)も受講でき、修了すると教育委員会と大学から資格認定される。最終段階のスペシャルコーディネーター養成研修を修了して資格認定された受講生は、その後、特別支援教育コーディネーター養成研修の講師、特別支援教育専門家チームとして巡回相談における指導助言、個別検査の実施と判断会議の参加など、専門的な役割を担っている。このような自治体独自での特別支援教育コーディネーター養成と人材活用は、特別支援教育を推進する上でも注目されている

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