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スクールカウンセラーと教員の連携・協働に関する現状と課題

Abstract

スクールカウンセラーと教員の連携に関する課題や協働の必要性が指摘されている中で、本稿は、日本心理臨床学会第33 回、第34 回秋季大会の発表論文集から、近年の学校現場におけるスクールカウンセラーと教員の連携・協働の現状や課題について検討することを目的とする。計11 本の発表論文から現状を整理した上で、スクールカウンセラーと教員の連携・協働を円滑にし、活性化に繋がるためのそれらの在り方について検討した。①教員がスクールカウンセラーと一緒に課題に取り組んでいるといった意識の向上のための働きかけ、②教員の主体的な取り組み等の学内の援助資源の活用、③スクールカウンセラーの職務や時間のマネージメントが、連携・協働の在り方として示唆された。連携・協働における課題として、教員側からみた連携・協働や、それらの過程に関する研究が十分ではない中で、スクールカウンセラーと教員の双方を研究対象とし、過程を明らかにするための実践調査の蓄積の必要性が考えられた

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