research

茶道遠州流による茶の湯における普段の立ち居振る舞い(1)

Abstract

この第一部は、まず茶之湯の概観を簡単に試みてから、それを学ぶことによって得られうる、ためになることを列挙してみる。次いで、第1章では、茶室内の歩行、起立したままでの方向転換、座り方・立ち上がり方、正座の営み方、建具の開け閉め、手先の扱い方、行の礼(辞儀)と草の礼のやり方と使い分け方、視線の扱い方、声の出し方、道具の運び方、点て法ほうの運動の基盤といった、茶礼に参加するための常識的立ち居振る舞いの基本を解説する。第2章では、薄茶を喫する機会を中心としながら、茶室への席入り、床の間などの拝見、適切な席への進み方から、一つの菓子器に盛られた菓子の取り方、干菓子の取り方、菓子の食べ方、使用済みの菓子器の扱い方、茶一服の他客への運び方、自らの一服の運び方、茶の飲み方、更なる一服の所望のしかた、亭主に点法の仕舞いを願うこと、両器(茶器と茶杓)の拝見と返しのあつかいかた、そして退席のしかたを順番に述べる。ただし、両章において、約束事や型の描写だけではなく、なるべくその営み方の妥当性・適性・都合の好さなどの説明も付け加える

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