多読クラスでは、学習者が自分の英語力にあった教材を選び、読み進めるように指導する。多読をリーデイングプログラムに取り入れるにあたり、学習者の英語力に適した教材選択、学習者のリーデイング力またその伸びを測定するためのテストなどが必要となる。エジンバラ大学多読プロジェクト(Edinburgh Project on Extensive Reading)では、学習者が易しい読み物から徐々に難しい読み物を読むように多読用教材を8 レベルに分け、指導する。また、学習者のリーデイング力またその伸びを測るテストとして、EPER読解テストを開発した。本研究では、EPER読解テストに関して、二つの点を検証した。第一に、EPER読解テストを採点する際、部分点採点法は機能するのかどうか。第二に、エジンバラ大学多読プロジェクトによってあらかじめ決められている各レベルの到達基準は正答数によるものであるが、これが日本人英語学習者を対象とした場合にどの程度機能するのかを検証した。120名の日本人英語学習者のデータのラッシュ分析を行った。研究論文This work was supported by JSPS KAKENHI Grant Number 24520678