unknown

Creating enjoyable classes through collaboration with a school as a team : Collaboration with Specialized organizations Through coming

Abstract

平成28年4月に障害者差別解消法(以下、解消法)が施行され、学校でも障害のある子も障害のない子もともに過ごしともに学ぶインクルーシブ教育システムの構築が強く求められるようになった。琉球大学教育学部附属発達支援教育実践センターでは、発達障害のある子ども達等を対象とした「トータル支援教室」において、子ども達の育ちと学びを「遊びのなかの発達的要素」に基づいて考え、遊びによる「他者との関係性Jを基盤としたくともに楽しむ集団支援>を行っている。センターで行っているトータル支援の知見を、学校教育に取り入れ、本年度、本校に脳性麻揮による重度の肢体不自由の障害のある児童が入学したことをきっかけに、肢体不自由特別支援学級(以下、肢体不自由学級)とその児童が交流している通常学級(以下、通常学級)との交流及び共同学習において、専門機関や専門家と連携・協働による「ともに楽しむ」授業実践を行った。本研究では、「ともに楽しむ」授業実践の活動記録から、支援者の気づき・関わり・題材の工夫を整理して記述し、協働による授業づくりとチームとしての学校について考察した。さらに、連携・協働による「楽しみを共有」する授業の意義について考察した。その結果、「ともに楽しむ」視点での授業づくりが、集団づくり、自主性を高める基盤となる学級活動として有効であること、チーム学校として成立しやすい活動であることが示唆された

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