カイニン酸誘発皮質てんかんモデルを用いた外科的治療(Multiple Subpial Transection)の基礎的研究(1)

Abstract

雑誌掲載版1)カイニン酸を猫の一側大脳皮質(感覚運動野)に局所注入し,部分発作重積状態を作成した後,同部にmultiple subpial transectionを施行すると発作は消失した。2)麻酔下の実験のため,発作を誘発できるカイニン酸の量は一定しなかった。3)カイニン酸20μg以下では,急性実験終了し,麻酔から覚醒した後も痙攣発作は生じなかった。しかし,25μg以上の注入では,焦点部が広く強力になるため,実験の翌日に部分てんかい重積状態となり,MSTは,無効であっ

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