Abstract

雑誌掲載版症例1(76歳男性).定期採血にて血清アミラーゼ高値を指摘された.症例2(58歳女性).糖尿病・高血圧の治療中,膵頭部嚢胞性病変を指摘された.1)両症例ともERCPにて膵頭体移行部主膵管の狭窄と尾側膵管の拡張が認められたが,CTでは腫瘤の指摘は困難であった.2)いずれもEUSにて膵頭部に約20mm大の内部不均一な低エコー腫瘤が確認され,膵腫瘍が疑われた.3)治療として症例1はPpPDを,症例2は膵体尾部切除術を施行した.病理組織学的に症例1は浸潤性膵管癌(TS 1)で,症例2は膵グルカゴーマであっ

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