黄斑疾患 黄斑疾患に対する新しい検査法―診断と治療への応用―

Abstract

黄斑疾患に対する新しい検査法に関し,診断と治療への応用に力点をおいて述べた.黄斑部の形態検査として,網膜厚と網膜の微細構造をretinal thickness analyzer,Heidelberg retina tomograph,optical coherence tomographyの3機種を用いて検討した.又,scanning laser ophthalmoscopeを用い,黄斑部における硝子体と網膜表層から深層迄の観察が可能なことを示した.黄斑部の機能検査としては,脈絡膜血流量,黄斑周囲の網膜血流量,中心窩脈絡毛細管板の血流量の測定を行った.黄斑浮腫の発症に血液網膜柵の障害が関与しているかを検討する為には,differential fluorophotometryを新しく開発した.治療法については,黄斑部光凝固法,黄斑変性に対する新しい治療法(光線力学療法),硝子体手術シミュレーションシステムについて述べ

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