Engelmann病の麻酔経験

Abstract

18歳女で,下肢痛の原因検索の為に左脛骨骨髄圧測定,筋生検を予定した.前投薬にはアトロピンを用い,腰部硬膜外腔にカテーテルを挿入し,始めの骨穿刺,脛骨骨髄圧測定では穿刺部位への1%リドカインの局所注入で対処した.起立前後の筋肉内圧も測定した.1時間の測定後,硬膜外腔に2%メピバカイン10 mlを注入し,効果発現確認後,サイアミラル5 mg/kg,サクシニルコリン1 mg/kgを静注し,喉頭展開を行ったが,声門の確認は容易であった.ラリンゲルマスクを挿入し,自発呼吸下で酸素-笑気-エンフルレンで維持した.術中は血圧変動も少なく,覚醒,抜管も良好であった.術後は特に合併症もなく,現在歩行訓練中であ

    Similar works