research

イネ イモチビョウ ノ カンセン ニ オヨボス イネ イモチビョウ キン ホウシ シンシュツ エキ ノ エイキョウ

Abstract

【摘要】いもち病菌のイネに対する感染機構を明らかにするために,いもち病菌の分生胞子の水浸出液の役割を検討した.いもち病菌の胞子懸濁液を10℃で振とう後,ミリポアフィルターで濾過して濾液すなわち胞子浸出液を除去してから,濾紙上の胞子を脱塩水に再懸濁して7葉展開期のイネ苗に噴霧接種した.第7および第6葉葉身に形成された全病斑数および罹病型病斑数を調べた結果,1から3時間振とう後,浸出液を除去した区で病斑数の滅少が認められた.そこで3時間浸とう後胞子浸出液を濾過した後の胞子を,あらかじめ別に作っておいた胞子浸出液に再懸濁して接種したところ,病斑形成が回復するばかりでなく,濃度の高い胞子懸濁液から得た浸出液に懸濁した場合はむしろ病斑数が増加した.この活性は供試したいもち病菌レースのイネ品種に対する親和性・非親和性に関係なく共通して認められた.これらの結果から,いもち病菌の分生胞子は水に懸濁されると短時間のあいだに感染に関わる活性成分が水中に浸出してくることが明らかとなった

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