research

サッキン ドジョウ ニオケル ハクサイ ナンプビョウ ノ ハッセイ ニツイテ

Abstract

【抄録】山形大学農学部附属農場のハクサイ連作圃場から採取した土壌を120℃,2時間蒸気殺菌後18号素焼鉢に充填し,同農場の圃場に埋設した.直ちにハクサイ(松島交配新6号)を播種し微生物の増殖,軟腐病の発病,根圏における病原菌の増殖等を調ぺた.対照として同じ場所から採取した非殺菌土壌を用いた.殺菌土壌では全細菌,グラム陰性細菌,糸状菌とも急速に増殖し,埋設7日後で非殺菌土壊のそれらと同じレベルに達した.1994年5月9日に播種した春播の場合,非殺菌土壌では6月中句から軟腐病が発生したが,殺菌土壌では7月中旬から発生し,発病程度は非殺菌土壌にくらべ軽症であった.しかし,病原菌は両土壌のハクサイ根圏で同様に増殖し,10の5乗-10の6乗CFU/乾土1gのレベルに達した.また,同年8月5日に播種した夏播きでは,いずれの土壌でも10月から同程度に発病し,根圏における病原菌の増殖にも違いは見られなかった.根圏および病斑から分離した病原菌は,いずれもErwinia carotovora subsp.carotovoraと同定された.これらの結果より軟腐病菌は土壌伝染以外の経路でもハクサイに伝搬し,軟腐病をひきおこしうることが判明した

    Similar works