research

パソコン ニヨル デイタンチ マイセツ パイプ ノ FEM カイセキ

Abstract

【はじめに】山形県庄内地方は,4万haの水田をかかえる我が国でも屈指の米作地帯であるが,農業用パイプラインの敷設にさいし,下層に介在する低位泥炭が施工上の問題を惹起した.泥炭は降伏値は非常に小さいが,拘束条件によっては,かなり大きな値を期待することも可能で,しかも,圧縮よりは引張りに強い材料である.こうした泥炭が圧縮材料である粘性土と混在することは,安定解析を著しく複雑なものとする.この場合,有限要素法解析は非常に有効な手段となるが,拘束条件によって広い範囲で降伏値が変化することに対処するためには,こまわりのきくパソコン利用が適切な方法と考えられる.このような経緯で数年前にはじめられた本研究も,その後,都市や農村環境整備における秋弱な下層での下水管の埋設など,ますます,研究の必要性が増大することとなった

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