research

スイデン オヨビ ザッソウチ ニオケル コンチュウグンシュウ ニカンスル ケンキュウ ダイ3ホウ : タウエキ ト イネカリキ コロ ノ シュヨウ グンシュウ ノ イドウ ニツイテ

Abstract

著者は先に雑草地が水田と同様に,いろいろの見虫の生息場所となるばかりでなく,繁殖,越冬の場所としても重要な位置を占め,水田とは密接不離な一つの生態系として,ここに棲む昆虫の遷移状態,即ち発生源から水田への移動,水田からさらに雑草地への移動分散などについて究明することの必要性について述べた.そしてこれまでの調査は,主として水稲を栽培している期間中の昆虫群集の構造や,その遷移について取扱い,要約すれば水田の群集構造が単純なこと,これにひきかえ雑草地のそれは複雑であること,また水稲栽培期の前半期にはユスリカ,ハモグリバエなどの双翅目昆虫が優占種であり,後半期にはウンカ,ヨコバイなどの半翅目昆虫が優占種であることなどを述べた.そしてさらに,水田での農薬散布が水田と雑草地間のいわゆる水田害虫の侵入,分散にも強い影響をおよぼしていることなども報告した.本報ではこれまで詳しくは触れなかった水稲栽培期の前後,即ち田植期と収穫期を中心にした主だった昆虫の移動について報告したいと思う.調査は1960年から行ったが,一部に使用した1963年の資料を除いては,1965年,\u2766年そして\u2767年の最近3カ年の資料をかかげた.本文を草するに当り,日頃ご指導ご鞭撻いただく本学阿部襄博士に感謝の意を表する

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