research

オンドク ノ リズム

Abstract

言語はリズムの型により分類され、強勢間の長さ、音節やモーラの長さがその基礎となると言われている。強弱や高さの違いにより形作られるリズムの等時性については議論が分かれるが、発話において等時性が観察されない場合でも、知覚においてそれが感知されるという説明もある。等時性を保つため、強勢リズム言語では第一ストレスの位置が移動し、もともと第二ストレスが置かれていた位置に収まるという現象がある。これは、リズムの衝突を避けるためのリズム規則と呼ばれている。実際の発話では、リズムの衝突を避け、リズム規則が必ず適応されると言うわけではない。発話リズムを観察するため、句リスト音読と自然な発話におけるストレス移動の詳細な音声分析を行い、リズム規則が頻繁に適応できるわけではないことを提示する。また、ストレス部分の音声特徴のうち、ストレスが置かれる音節の母音の強さと高さが測定に用いられてきたが、これらに長さと母音特質を加えることで、ストレス移動が起きていないと思われる例においても、長さと母音特質が変化し、リズムを保つために、より長く、また母音空間のより周縁で発話が行われていることを例を用いて示した

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