research

24 Hours-Energy Expenditure of Usual Activity for Some Normal Women (Part1)

Abstract

24h-HRR法を用いて測定した生理的な数値によりエネルギー消費量予測値を求め,この予測値と生活時間調査法によるエネルギー消費量予測値との関連について,その基礎的データを得ることを目的として本実験を行った。昭和62年10月から昭和63年1月にかけて,著者ら3名を被験者として検討し,以下の結果を得た。1)VO_2と心拍数との関係は,身体活動時にはほぼ正比例の関係(r=0.996,P<0.001)が得られたが,安静時では測定時の種々な条件によって値が容易に変動することが再確認された。2)24h-HRR法において,基準となる安静時心拍数の設定に難点が指摘されているが,VO_2/HR法によるエネルギー消費量推定値との関係から,設定値として睡眠時心拍数÷0.9という数値の有用性が示唆された。3)生活時間調査法によるエネルギー消費量予測値は,睡眠時心拍数÷0.9という数値を採用した24h-HRR法による予測値およびVO_2/HR法による推定値との間にいずれも正相関(P<0.01)が認められた。生活時間調査法によるエネルギー消費量予測値は,生理的数値から得られたエネルギー消費量予測値よりも約10%程度低値となるが,充分信頼できることが裏付けられた

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