Isolation of Candida Species from the Tongues of Young Subjects

Abstract

口腔内のカンジダ属真菌について,研究報告の多くは老齢者が対象となっている。本研究の目的は,若年者の口腔内にカンジダ属真菌の検出率を高齢者のそれと比較することである。また,カンジダ属真菌が検出された若年者とその若年者の生活スタイルや罹患している病気との間に何らかの関与があるかどうかについても検討した。直接鏡検では全例菌要素は検出されなかった。培養では100 例中17例にコロニーが分離された。若年者の舌からのカンジダ属真菌分離率は老齢者のそれと比較すると低く,子どものそれと比べると高率であることが明らかになった。カンジダ属真菌の分離率と生活スタイルについての明らかな関与はみられなかったが,気管支喘息に罹患している若年者は他の気管支喘息に罹患していない若年者に比較し,カンジダ属真菌の分離率が有意に高かった

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