Ono, Miho

Okayama University Scientific Achievement Repository

 氏     名 授与した学位 専攻分野の名称 学位授与番号 学位授与の日付 学位授与の要件  学位論文の題目   論文審査委員          小野 美穂 博 士 保健学 博甲第５４２３号 平成２８年 ９月３０日 保健学研究科 保健学専攻 （学位規則第４条第１項該当） Subjective evaluation of a peer support program by women with breast cancer: a qualitative study （乳がん患者が捉えた乳がんピアサポートプログラムの主観的評価：質的研究）秋元典子 教授、 谷垣靜子 教授、 近藤真紀子 准教授   学位論文内容の要旨  乳がんピアサポートプログラムに参加した乳がん患者の捉えた主観的評価を明らかにすることを目的とし、A 病院の乳がんピアサポートプログラムに参加した乳がん患者 10 名を対象に半構成的面接を行い、乳がん患者が主観的に捉えたプログラムの評価について質的帰納的に分析した。 乳がんピアサポートプログラムに参加した乳がん患者の主観的評価として以下 9 つのカテゴリーが抽出された。プログラム自体のメリットとして【ニードにあったピアサポートを個別に受けられる】、【研修を受けているピアサポーターは相談しやすい】、【優れたコーディネート】が挙げられ、実際に受けたピアサポートのメリットとして、【ピアならではの情緒的サポートを受けられる】、【特定の経験的な情報を得られる】、【自己を見つめ直す】、【前へ進むための準備を整える】が挙げられた。乳がん患者の感じたデメリットとしては、【個人情報管理の厳しさ】、【マッチングの限界】が明らかとなった。本プログラムは、検討すべきいくつかの課題を抱えながらもプログラムを受けた乳がん患者に多くのメリットをもたらしていることが分かった。本研究は、今後のピアサポート支援の促進に際し、意義あるものと考える。 論文審査結果の要旨 

乳がん患者が捉えた乳がんピアサポートプログラムの主観的評価：質的研究

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