unknown

Wilhelm Lamszus as an Antiwar Writer

Abstract

本稿では,19 世紀末から20 世紀初めのハンブルク学校改革運動において中心的な役割を果たした教師の一人として知られるヴィルヘルム・ラムスツスについて,民衆学校教師としての活動ではなく,生涯にわたって反戦文学を発表し続けた作家としての活動に焦点を当てて明らかにする。一定の期間や立場にとらわれずに改革教育運動家の思想と実践を描き出す作業を通して,それぞれの教師の教育観に加えて社会観や人間観が浮かび上がるとともに,簡明なスローガンに回収されえない改革教育運動の複層的な様相を読み解く鍵になることを示唆する

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