Developing a Framework for a Program of Life-Career Education - From an Analysis of Home Economics Textbooks in Japan and the USA -

Abstract

本研究では、今後のライフキャリア教育の実践をめざし、具体的な教材である日米家庭科教科書を分析し、その結果をもとに授業プログラムの枠組みを構築することを目的とする。具体的には、日米の中等教育家庭科教科書を、ライフキャリアに関する能力領域(河﨑, 2011)「自己理解」「人間関係」「意思決定」「職業開発」「生活実践」「キャリア統 合」の6つの領域より分析した。日本の家庭科教科書は「自己理解」「人間関係」「生活実践」に重点が置かれ、前半では「自己理解」「人間関係」、後半では「生活実践」を学ぶようになっていた。米国の家庭科は、日本で重点が置かれていた内容に加えて「意思決定」「就業開発」「キャリア統合」の能力領域も含められており、総合的にライフキャリアに関する能力育成を目指しているという特徴が認められた。得られた知見を基にライフキャリア教育における授業プログラムの枠組み(案)を提示した

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