A Teaching Guide for Stimulating the Development of "Kansei" ―Through the Criticism of Art Appreciation―

Abstract

本研究は、教育実践において子どもの感性を育成していくための指導指針を、教職大学院に学ぶ教員志望者や現職教員に向けて提案しようとするものである。 「感性」の定義は学会レベルでも今なお追究の途上にあるが、少なくとも教育実践において子どもに求めるそれは、対象を認識してその価値を能動的・創造的に判断する能力の1つとして捉えることができる。そしてここには芸術批評の概念と共通する部分がある。そこで本研究では、芸術鑑賞によって得られた批評の結果を分析し、対象の詳細な知覚と感受、及び、その結果を表出するための具体的で創造的な言語生成に感性が関与することを明らかにした。この結果から導出した感性育成の指導指針を、感性育成においては教師自身の感性を高める必要があることを踏まえ、教職大学院の授業シラバスとして提出した

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