unknown

Feature of Black Pine Landscape in the Urban Area of Sakata City, Yamagata Prefecture

Abstract

クロマツ海岸林が形成されることで市街地が発展してきた山形県酒田市におけるクロマツの風景の特性を,海岸林の見える範囲(視覚の風景)およびその変遷(視覚と意味の風景)と身近な公共の場である神社境内地内の植栽林におけるクロマツ(意味の風景)から明らかにすることを目的とした。現地踏査および文献調査による結果,酒田では海岸林の見える範囲は狭いものの,自然発生的な海岸林利用の場を踏襲した海岸林の見える都市施設が整備されていた。また,神社植栽林においてクロマツが多く植えられていた。以上より,酒田では,視覚の風景を意味の風景が補っており,これによって地域特性とクロマツが結び付きやすい状況にあったといえる

    Similar works