research

集団の代表値としての、尖度・歪度の活用 : 児童の身長の分布を例として

Abstract

集団の特徴を観察するために、平均値や標準偏差などの指標が用いられている。しかし、集団の分布はこれらの指標だけでは十分ではない。本報告では、子どもたちの体格の分布について、分布の尖り具合と歪み具合を示す尖度と歪度を用いて、その推移を観察した。その結果、分布の推移は近年あまり大きな変化を観察されなかったが、歪度において、男子では正の値を、女子では負の値を示し、男女間で違いがあることが示された。これは小学高学年で見られる男女の発育のスパート時期の違いによりもたらされたと解された。解析対象数が多い場合の情報を処理する際に、尖度や歪度なども活用して、集団の特徴を知る必要のあることが考えられた。また、今回の解析対象年度では、分布が大きく変動することは観察されなかったが、変化の見られるような期間に、スクリーニングのための資料を策定する時には十分な考慮が必要であることが示唆された

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