Factors of Issuing Corporate Bonds/Notes among Japanese Public Firms

Abstract

2000 年から2014 年まで標本数4,843 件の日本企業の社債発行データをもとに,社債発行需要関数をモデル化し,どのような要因が社債発行に影響を及ぼしているかを回帰分析手法にもとづき調べた。社債発行においては,資本的支出やキャッシュフローという企業自らの資金需要要因よりも,応募者利回りやトービンのQ というマーケット要因が強く働き,企業は社債市場をタイミングでとらえており,企業の現預金や有利子負債ポジションはあまり関係がないという結果が得られた。このことは,日本企業は社債発行を銀行借入を補完する手段として位置付けており,社債発行額はマーケットのタイミングに依存することを示唆している。departmental bulletin pape

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