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Frye, RL

Goronzy, JJ

Kopecky, SL

Schulte, S

Warrington, KJ

Weyand, CM

中島, 貴子

Japanese

Niigata University Academic Repository

2 2 4 新潟医学会雑誌 第 11 7 巻 第 4 号 平成 15 年 (2 00 3) 4 月膜より針糸を パ ッ チ に か ける こ と で 短絡部分を閉鎮 し た . 術後急性 腎不全を合併 し た が C H D F で腎機能は回復,その 後の 経過は良好 で あ っ た .K o m e d a - D a v i d 法 ( ウ マ 心腰を用 い V S P をe x cl u si o n する) は, 右室切開を せ ず, ま た左室 の梗塞部切除もしな い の で 右重機能が保たれ, 左室容積 も小 さく な らず術後 の 心機能 は 良好 で あ った . し か し心崩と ウ マ 心願癒着部の 遺残短絡 の 発生 が手技上問題 で,縫合方法の 注意や工夫が必要と考え られ た.4 　 圧 較 差 の 小 さ い 重 症 大 動 脈 弁 狭 窄 症 例 に 対 する手術適応に つ い て和 泉 大 輔 ・ 笠 井 英 裕 ・ 宮 島 静 一燕労災病院循環器科【は じ め に】 今回我 々 は, 低心拍出状態 に お ける大動脈弁狭窄症 ( A S) を評価 し た症例 を経験 した の で,こ れに若干 の 文献的考察を加え報告する .【症例】 7 4 歳男性 . 2 0 0 2 年 9 月 2 7 日倦怠感を強度 に 白鷺 し て い たが畑仕事を し て い た所 , 同日夜聞か ら呼吸困難 が著明と なり 9 月 2 8 日当院救急外来受診,心不全 の ため同日入院と なる . 心 エ コー図 で A 弁は c al cifi c A S で 庄較差 5 5 m m H g . 心臓 カ テ ー テ ル検査 で心拍出係数 2 .4 L / 分/ m2,L V IA o 庄較差 は p e a k t o p e ak が 2 1 m m H g , 平均庄較差 が 2 7 m m H g と 心 エ コー 所見と 蔀離を認め た .低心拍 出によ る庄較差低 下と考 え,ドブ タ ミ ン( D O B ) 負荷を用 い た IJ V - A o 同時庄測定を施行 .D O B O - 1 5 γ で C I 2 . 4- 4 . 0,庄較差 p e a k t op e a k 2 2- 4 7 m m H g , 平均庄較差 2 6 - 3 7 m m H g ,大動脈弁 口 面積 o .9 - 1 .1 c m2. D O B 負荷 に より庄格差 は 4 0 m m H g を超え A V R が予後改善をもたらすと 判断 し , 他院 で A V R ＋ L A D l 枝 バ イ パ ス術を施行 し た .【考察】 重症 A S 患者 で 心 拍 出量 が低 い もの では,庄較差 が小 さ い ( 3 0 m m H g 以下) こ と が 多い . こ の よ うな患者は,心 拍出量 が低 い 軽度 - 中等度 A S 患者と の 鑑別が 困難 で あ る . そ の ため本例 で は D O B 負荷を用 い 再評価を行 っ た結果 , 前者の 病態 で あると判断 し た .【おわりに】 発表時, 他の 症例 の まと めと文献的考察を示す.ーI I I ． テ ー マ 演 題1 　 不 安 定 狭 心 症 に お け る C D 4 ＋ T 細 胞 の か か わり ― T 細 胞 に よ る 内 皮 細 胞 障 害 の 可 能 性 ―中島貴子・Schulte S*・Warrington KJ*Goronzy JJ*・Weyand CM*Kopecky SL**・Frye RL**新潟大学大学院医歯学総合研究科菌周診断 ･ 再建学分野メ イ ヨ ク リ ニ ッ ク 免疫学分野 ,リ ウ マ 学分野*同 循環器学部門* *【背景】 冠動脈不安定 プ ラー ク中に は C D 4 ＋ T細胞が浸潤 し て き て い る . それら は C D 2 8 の 発現を喪失 し た C D 4 ＋ C D 2 8 n ull と い う表現型 で ある . C D 4 ＋ C D 2 8 n ull T 細胞は, P e li o ri n , C D 1 6 1 ,k ill e r - c ell i m m u n o gl o b uli n-lik e r e s e p t o r s ( K I R)と い う,C D 8 ＋キ ラ ー T 細胞や N K 細胞 に特徴的な分子を発現 して い る . プ ラーク 中の C D 4 ＋T 細胞が組織障害, プ ラーク の 不安定性 にどの よう に関与 し て い る の か を明 ら か に する必要がある .【方法と結果】 不安定狭心症患者にお い て は, 末梢血 C D 4 ＋ T 細胞中 で C D 1 6 1 と P e rf o ri n の 陽性率 が有意 に増加 し て い る こ と が フ ローサイ ト メトリ ー により示された . C D 4 ＋ C D 2 8 n ull T 細胞に は刺激後に C D 1 6 1 の 発現 が認 め られる こ と から,不安定狭心症患者 に お い て は末梢循環中に活性化 C D 4 ＋ T 細胞 が存在する こ と が示唆された .ま た,不 安定 狭心症 患者 末梢 血 よ り樹立 し たC D 4 ＋ C D 2 8 n ull T 細胞 ク ロ ー ン は p e r fo ri n を発現 し て お り,T 細胞 レ セ プ タ ー を会する刺激 に よっ て 内皮細胞 に対する細胞障害性を示 し た . さらに こ の 内皮細胞障害 は M H C cl a s s I を認識するK I R を介する刺激 に よ っ て も認め られた . 内皮柵胞障害 の機序 は p e r fo ri n 由来の もの で あ っ た . また, 内皮細胞を C 一 反応性蛋白 (C R P) で処理すると,T 細胞 に よる細胞障害 に 対する感受性が高ま学 会 記 事 22 5っ た .【結論】 不安定狭心症患者 にお い て は C D 4 ＋ T細胞は機能的に変化 して 細胞障害性を獲得 して いる . 細胞障害性 C D 4 ＋ T 細胞は効果的 に内皮細胞を障害する. C R P は内皮細胞の 障害感受性を高くする . T 細胞を介する内皮細胞障害 はプラークを不安定化させ る 一 因であり , C R P は こ の機序を促進させ る こ とが示唆された .2 良好な側副血行の発達を認めた不安定狭心症の 一 例五 十川正人 ･ 樋 口 浩太郎 ･ 佐藤 大輔塩野 方明 ･ 宮北 端 ･ 大塚 英明新潟 こ ばり病院循環器内科【症例】 52 歳男性, 職業 : 製造業【冠危険因子】 高脂血症,喫煙 (2 0 歳より 3 0 本/ 日)【現病歴】 本年 6 月中旬より夜間帰宅後, 飲酒( 缶 ビー ル 1 本) および夕食後 (9 暗か ら 1 2 時の間) , 左前胸部痛と左上肢 の し びれを自覚. 1 0 -1 5 分 で消失 . 症状はほ ぼ連日同様 の 時間帯 に の み発生 し, 日中の 仕事中には認めな か っ た . 7 月 2 5日当科外来を受診.【経過】 狭心症症状と し て は非典型的と考 えられ,8 月 9 日運動負荷心電図検査を行 っ たと こ ろ,B r u c e p r ot o c o1 5 分より左上肢 しびれ , 8 分より胸痛が出現 . 8 分 2 5 秒 V l - 4 誘導で 3 - 4 . O m mの S T 上昇と T 波増高, v 6 誘導で 水平型 2 . O m mの S T 低下を認め, 負荷試験陽性と診断 した . 即日入院を勧 めたが, 本人 の 同意が得 られず, 同日より ア ム ロ ジ ピ ン 5 m g , ア ス ピリ ン 1 0 0 m g 内服を開始. その 後は飲酒後に 1 回胸痛が出現 し た が,飲酒中断後は発作 の 出現無く,8 月 2 9 日予定入院と なる . 8 月 3 0 日冠動脈造影を施行 し たと こ ろ,左前下行枝起始部 に高度造影遅延を伴う 9 9 % の狭窄と右冠動脈より良好 な (g r a d e 3) 側副血行を認め,同日狭窄病変に対 し,ス テ ン ト植 え込み術を施行, 9 月 1 日軽快退院された.【考案】 ①不安定 ( 新規 お よび安静) 狭心症 から安定狭心症 に至る 1 過程を冠動脈造影に て 観察し得た . ②本例は高度な器質的狭窄にも関わらず,夜間の飲酒および夕食後 に の み胸痛が出現する点で非典型的 であり,C a 抵抗薬により発作 の 減少を認めた こ と か らも側副血行路ある い は供給血管(右冠動脈) の ス パ ス ム の 可能性も考 えられた.3 冠動脈病変を有するJtl 崎病既往症例 に施行した血管内 エ コーの検討沼野遠藤虞川藤人 ･ 長谷川 聡 ･ 鈴木 博彦聖 ･ 桑原 厚 ･ 矢崎 諭徹 ･ 佐藤 誠 一 ･ 内山 聖新潟大学大学院医蘭学総合研究科生体機能調節医学専攻内部環境医学講座小児科学分野【はじめ に】 川崎病後に発生 した冠動脈癌は , 数年の 経過 で退縮 し,lo c aliz e d st e n o si s や s e g m e n-t al st e n o si s となる こ とがある . 狭窄 の主体は血管内膜 の 新生肥厚と考えられ, そ の進行を評価するには経胸壁 エ コ ー や 冠動脈造影 で は不十分 である . 当科 で は 血管 内腰 の 評 価 に 血管 内 エ コー(I n t r a v a s c ul a r Ult r a S o u n d : 以下 I W S) を用 い てい る .【対象及び方法】 19 9 8 年 1 1 月か ら 2 0 0 2 年 1 0 月の 4 年間に, 冠動脈病変を有する川崎病既往症例に 冠動脈造影およびr V U S を施行 し,C D- R O Mに保存 し たデジ タ ル 記録 か ら解析を行 っ た . 症例は の べ 2 0 例 (男性 1 4 例, 女性 6 例) , 年齢は 7 歳1 カ 月 - 2 3 歳 4 ヵ 月 ( 中央値 1 5 歳 9 カ 月),体重は 4 5 .8 ± 1 2 .7 k g ; 身長 1 5 6 .4 ± 1 8 .2 c m であ っ た .ⅠV U S は E n d o s o ni c s 社製血管内 エ コ ー シ ス テ ムを用 い,冠動脈 の べ 3 1 本 (I A D 1 7 本,L C X 3 本,R C A l l 本) に施行 した .【結果】ⅠV U S で 測定 し た冠動脈 の 最小内径と ,シネフ イ ル ム で測定 し た最小内径と の 間に は対応が認め られ たが ( p < 0 . 0 5) , 相 関関係 で は相関係数 r - 0 . 4 4 7 と弱 い の 相関 に と どま っ た . 合併症 は 2 例 に認め た. 1 例 で は冠動脈撃縮 が生じたが,症状 の 出現 なく操作を中止する こ とで自然軽快 し た . もう 1 例 で 心電図上 S T 低下が認められ,ニ ト ロ グ リ セ リ ン製剤を使用 した が,心筋逸脱酵

1 不安定狭心症におけるCD4+T細胞のかかわり : T細胞による内皮細胞障害の可能性(III.テーマ演題2) (第233回新潟循環器談話会)

https://niigata-u.repo.nii.ac.jp/record/13849/files/KJ00000142425.pdf

1 不安定狭心症におけるCD4+T細胞のかかわり : T細胞による内皮細胞障害の可能性(III.テーマ演題2) (第233回新潟循環器談話会)

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