本研究では、PCAGIP法と技法指導中心のグループスーパービジョン(以下、GSV)におけるスーパーバイジー(以下、SVee)の体験を先行研究を基に比較し、SVeeに起きる成長の視点からGSVを分類することを目的とした。その結果、技法指導中心のGSVは、「他者との関係で起きる不安や批判など外的基準と内的基準の統合過程で鍛錬される専門的スキル向上」を主軸としたGSV、PCAGIP法は「他者との安全な関係の中で自己の感覚や体験など内的基準の精査と生成により研磨するTh態度と人間的成長」を主軸としたGSVに分類された。PCAGIP法の特徴として、自身の内的基準を深化させていくことで専門家としての成熟を促すことができるため、PCAを学ぶ心理援助職のみならず、他学派の心理援助職や他職種にとっても有用なGSVとして位置付けられることを述べた。またPCAGIP法の限界として、具体的な指導や知識の享受を求める初学者や他学派の心理援助職、対人援助職にとってはPCAGIP法で十分にサポートができない可能性があることも指摘した。最後にBowen(1986)を基盤にSVeeのニーズによって知識の共有や具体的な対応の検討のプロセスをPCAGIP法に取り入れることで、多様な個性を持つSVeeのニーズに対応していくことができる可能性についても言及した。特集 : パーソン・センタード・セラピーの展開departmental bulletin pape