Tokinobu, Akiko

Okayama University Scientific Achievement Repository

氏 名 時 信 亜 希 子授 与 し た 学 位 博 士専 攻 分 野 の 名 称 医 学学 位 授 与 番 号 博甲第5296号学 位 授 与 の 日 付 平成２８年 ３月２５日学 位 授 与 の 要 件 医歯薬学総合研究科社会環境生命科学専攻（学位規則第４条第１項該当）学 位 論 文 題 目 Effects of Ayurvedic Oil-Dripping Treatment withSesame Oil vs. with Warm Water on Sleep:A Randomized Single-Blinded Crossover Pilot Study（アーユルヴェーダのごま油シローダーラー（頭部滴油療法）による睡眠改善効果の検討：お湯シローダーラーと比較したランダム化一重盲検クロスオーバーデザインによるパイロット研究）論 文 審 査 委 員 教授 山田 了士 教授 阿部 康二 教授 樋之津 史郎学 位 論 文 内 容 の 要 旨論 文 審 査 結 果 の 要 旨本研究では，アーユルヴェーダのごま油を用いたシローダーラー（頭部滴油療法）の睡眠改善効果をパイロット的に検討した。過去 1 か月間に睡眠上の問題があると自覚している成人を対象とした。比較対照はお湯シローダーラーとし，ランダム化一重盲検クロスオーバーデザインで介入を行った。アウトカムは，1. ピッツバーグ睡眠質問票(PSQI)，2. エプワース眠気尺度(ESS)，3. WHO-QOL26 (QOL)とし，ベースラインと施術期間後 2 週間・6 週間に測定した。さらに，睡眠計を用いて客観的睡眠状況の測定も行った。解析は一般化推定方程式により行った。PSQI は，2 週間後でごま油シローダーラーに有意な改善が見られ(-1.83[95%CI: -3.37, -0.30])，その効果は 6 週間後も継続していた。ESS と QOL では，ごま油シローダーラーでより改善傾向が見られたが，統計的有意差はなかった。睡眠計測定項目でも有意差はみられなかった。本研究では，ごま油シローダーラーの睡眠改善効果が一部示唆された。 

アーユルヴェーダのごま油シローダーラー（頭部滴油療法）による睡眠改善効果の検討：お湯シローダーラーと比較したランダム化一重盲検クロスオーバーデザインによるパイロット研究

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