I MADE WINARSA  RUMA,

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氏 名 I MADE WINARSA RUMA授 与 し た 学 位 博 士専 攻 分 野 の 名 称 医 学学 位 授 与 番 号 博甲第5298号学 位 授 与 の 日 付 平成２８年 ３月２５日学 位 授 与 の 要 件 医歯薬学総合研究科機能再生・再建科学専攻（学位規則第４条第１項該当）学 位 論 文 題 目 Extract of Cordyceps militaris inhibits angiogenesisand suppresses tumor growth of human malignantmelanoma cells（冬虫夏草エキスによる抗腫瘍作用の分子メカニズム）論 文 審 査 委 員 教授 西堀 正洋 教授 那須 保友 准教授 北村 佳久学 位 論 文 内 容 の 要 旨論 文 審 査 結 果 の 要 旨当研究では、中国三大希少漢方薬の一つ、冬虫夏草から得られたエキスに関して、多様な効能の中から抗腫瘍効果に着目し、その効能の評価を行った。特に転移能の高いメラノーマを当効能の評価に用いた。まず、細胞培養系にてヒトメラノーマ細胞にエキスを添加したところ、細胞増殖が顕著に抑制され、さらに添加濃度を上昇させると、アポトーシスが観察された。これを受け、抗腫瘍の効能について更に検討を深めた。その結果、無菌冬虫夏草エキスが、血管新生を強く抑制することを新しく見出した。その効果発現のメカニズムを検討したところ、エキスは、アポトーシスを誘導しない濃度でがん細胞からののVEGFの産生を強く阻害することを見出した。また、VEGF産生抑制は、以前から報告のあるコルジセピン（同定されている冬虫夏草含有成分の一つ）の作用のみでないことも明らかとなった。当発見は、冬虫夏草が抗腫瘍能を有する漢方薬としての優秀性の再確認につながるとともに、冬虫夏草に含まれる血管新生抑制性の未知有効成分発見への新たな可能性を示した。 

冬虫夏草エキスによる抗腫瘍作用の分子メカニズム

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