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Study on Multicomponent Systems by Means of Contrast Variation Small Angle Neutron Sccattering

Abstract

この論文は国立情報学研究所の電子図書館事業により電子化されました。多種多様な相互作用が存在し得る多成分系においては、相互作用が選択的に働く事により特異な物性が発現する場合が多々存在する。中性子散乱では、軽水素と重水素を化学的に置換することにより、物理的な性質にほとんど影響を与える事無く散乱コントラストを変化させる「コントラスト変調法」が可能であり、この手法を精密に適用する事で、多成分間の相互作用をcross termとして定量的に観測する事が可能となる。本研究においては、両親媒性高分子が水/油/界面活性剤マイクロエマルジョン中で引き起こす効果や、タンパク質がリン酸カルシウムの結晶化を阻害する効果に対し、コントラスト変調中性子小角散乱法を用い、系内で織りなされる複雑な相互作用を分子論的に解明した

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