INVESTIGATIONS ON THE RELATION BETWEEN PLANTS AND THEIR SURROUNDING CONDITIONS BY THE QUANTITATIVE METHOD. V. MEASURING OF DIMENTION OF LEAFINTERCELLULARSPACES ON SEVERAL SPECIES OF PLANTS AND ITS ECOLOGICAL SIGNIFICANCE

Abstract

The author has measured the dimensions of intercellularspaces of leafassue on several different ecological types of species and indicated in value in percent of the volume of tissue. In the measurement he made use of an improved method of NEGER\u27S using ALFRED J. AMSLER\u27S volumeter in measuring the volume of tissue. The results obtained concur with those of some other investigators in showing generally larger values in the leaves of mesophitic herbs than in the leaves of evergreen or deciduous trees or shrubs, and also larger values in shady leaves than in sunny ones belonging to the same or different species of plants. To conclude, the present method with the results obtained recommends itself for the purpose of quantitative studies of ecology regarding the intercelluler spaces of leaf tissue.1. 本研究は生態を異にする種々の植物の葉の組織の細胞間隙の廣さを數量的に測定し, その結果によつてそれ等の植物の有する生態學的意義を考察するの一助たらしめんとして行はれたものである。2. 著者は葉の組織の細胞間隙の廣さを數量的に測定する方法として數種の方法の得失を考察したる後生態學的研究の目的に最も適切と考へられる NEGER 氏の組織内水分注入法を採用した。3. この水分注人法によつて測定せる細胞間隙は一般に行はれる如く組織の全容積に對する%で表はしたが, その容積の測定法として著者は特に ALFRED J. AMSLER 會社製の水銀を媒劑とする測容計 (volumeter) を用ひて可成精密なる値を得ることが出來た。4. 著者は又實驗を進めるに先ちてあらかじめ二三の植物の葉に就いて水分注入法及び對照として行つた葉の組織の横斷面圖による直接的面積測定法によつて細胞間隙の%を計算したが兩者の數値はその傾向に於て全く一致した。即ちこれにより採用したる水分注入法による結果が相當信頼するに足るものであることを間接的に證明する一助を得た。5. 同種植物の陽地葉と陰地葉とにつき水分注入法によりその組織の細胞間隙を測定比較したる結果は從來の組織學的所見の結果と一致し, 概して陰地葉に於て陽地葉より大なる値を示した。6. しかるにスミレの葉に於てはその一般的傾向と反對でかへつて陽地葉に大なる値を得たのであり, こは生態學的に注意すぺきことである。7. 生態を異にする種々の植物の葉の組織の細胞間隙を測定したる結果は概して中生草本に於て最大なる値を示し, その内でも概して陰地生草本は陽地生のものに比し大なる値を示し, 又常緑濶葉樹及び薄質の落葉澗葉樹にては著しく小なる値を示したことは, 他の研究者の得たる研究結果の傾向と大體に於て一致した。8. 之れを要するに茲に採用したる方法による細胞間隙の測定は, 生態學的一研究方法として利用てし相當の效果を擧げ得るものと認められる

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