The Tests on Destroying Bamboo Stand (part 1)

Abstract

I 序言 II 1953年実施の試験 1 試験地の概況 2 試験方法 3 結果及び考察 III 1954年実施の試験 1 試験方法 A 薬液注入試験 B 薬液撤布試験 IIII 作業功程 V 摘要 参考文献 Resume1.1953年10月上旬にKClO_3・CuSO_4・HgCl_2・NaClの4薬剤を立竹伐倒直後の切株に(第1表)注入して1954年8月中旬にその反応を測定した結果第2表を得た.すなわち,薬剤注入区は全て伐倒放置区と比較して本数上は勿論直径・稈長の上においても大差を生じており,相当の影響を及ぼしたことが明らかとなったが,その中でもKClO_3を100m^2当り500g注入したplotが最も優れた結果現象を呈した.(写真I及びIIの5及び6)2.1954年8月中旬に,KClO_3について本年も昨年とほぼ同様の結果が得られるかどうか今一度念を押すために,第4表の通りに試験を実施したところ,現在迄の徴候としては昨年のそれと大体類似の傾向を示している.(写真II)これと同時に,薬剤を立竹の葉面に撒布することによつて如何なる反応現象を呈するものかを知るために第6表のように実施したところ,現在迄の徴候としては写真IIIのような状態になっている.(写真IIIのA・B・C・D)3.本試験を実施するに当つて,各作業毎にその功程(作業面積・作業人員・その他)を記録したもののうち若干のものを第7表から第10表にかけて参考迄に掲げたが,これ等の資料から,本試験地の如き林況を呈する林分の地拵作業には1ha当り一般の場合の1.5倍~2倍に当る70人~10O人の作業人員を要し,かかる地拵跡地においての薬液注入作業には1ha当り40人~50人の作業人員と適量の薬剤(KClO_3を使用するとすれば50kg位)量を要する.然しながら,翌年の下刈作業においては,1年1回の下刈を実施するもめとして,1ha当り10人位の作業人員を要する程となる.また,地拵作業終了直後の薬液注入作業を実施せずに翌年発筍した新竹の葉面に薬剤を撒布する作業方法を採用するならば,1ha当り15人位の作業人員と適量の薬剤(KC1O_3を使用するとして75kg/50kg~100kg位)量を投下すれば翌年からの下刈作業には1haあたり10人位の作業人員を要する程度となる.以上のような経過が判明したことにより,有用樹種への転換を企図するに当つて,所要経費・所要作業人員・薬剤量・実施時期等の実施計画立案上の一応の目安要因が明らかとなった

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