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女子大学生の産婦人科受診に対する変容ステージと自己効力感

Abstract

本研究の目的は、女子大学生の産婦人科受診に関する健康教育のあり方を模索するため、産婦人科受診の変容ステージと自己効力感を明らかにすることであった。女子大学生159名(平均年齢20.4歳、SD=l.l)を対象に質問紙調査を行った結果、「自分の体に何か心配がある時」の方が「心配がない時」よりも、産婦人科受診の変容ステージと自己効力感は高くなっていた。この結果から、自分の体に何か心配がある際には受診行動を起こそうと考える傾向が高いが、さまざまな阻害要因によってスムーズに受診できていないことや、「心配がなくても検診として」受診するといった考えには至ってない可能性が示唆された。今後、女子大学生の産婦人科受診を促進するためには、①病気の重大性や受診による利益などの正しい知識の伝達、②産婦人科受診の阻害要因や損失に関する認知の変容、③産婦人科選びや受診に関する情報提供といった内容を含んだ健康教育を行っていくことが望ましいと考える

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